生けてこその生け花
今日は すっきり晴れ渡った。 風に乗って花びらが チラチラ舞っているのは なんとも言えずいいものだ。 ラジオが ゴールデンウィーク中は 良い天気と言っている。
昼1時、バーちゃんの内科主治医のバツイチ先生の往診があるので 私は超急ぐ。
今日のバーちゃんは良好。エリートバツイチ先生は今日も小声でごそごそ言い、笑わず、余計な事は言わずに帰って行った。いつだってバーちゃんには いったいどうだったのかが わからないまま終わる。 それで私が付き添うことになったのだ。
あの先生って 年寄りをなんと思っているのか、「オバーさん、娘さんがいつも来てくれていいですねぇ」ぐらい言いませよ。
そんな真面目腐ったつまらない先生なので いつも一発笑わせてやろうと企んでしまう私なのだが、この間お金を払いに行ったら 病院の玄関にへたくそな生け花が生けてあって 思いがけず笑わされたのは私のほうだった。花に興味があるのは知っていたが、まさか先生が生けたとはけっさくだった。
人は見かけによらぬものだ、つくづく。
あっという間に先生が帰ったら さっさと温泉に行く。 あ〜極楽極楽! 私とバーちゃんはゆでだこになる。
はかまごし あれは三才山 春と母 <睦睦>