MutsuMutsu晴れ晴れ日記

晴れ晴れ人生を目指して!

残された物

今日は大根外交で浅間方面へ。 
バーちゃんが居なけりゃもうすっかり過去の場所だが、不思議になんの感慨も湧かない。
バーちゃんちも勝手に侵入ってわけにはいかないので、まず電話を入れた。
ヤー兄はパソコン教室だった。何を思ったか授業料を払って毎日通っているそうだ。午後は畑。それなりな生活ならそれでいいわ。会わずに帰った。
次はボランティア。サイトヨさまは喜んでくれて、お茶を入れてお寿司の出前をとってくれた。これもボランティアなのよ。
今日は思いがけず、バーちゃんも世話になったバツイチの医者の話しを聞いた。
人は見かけによらぬものだ。
バーちゃんがいつも「先生、もっと笑ったほうがいいんね」と諭した先生のことだ。 あの先生、白衣を脱いだら着物に着替えてお茶と生け花をするそうだ。それは知らなかった、そうだったのか。カリヤザキショウゴか。 そういえば病院の一角にいつもへたくそな花が生けてあったのを思い出した。
サイトヨさまの話しによると、今では無いが旅館の息子だった先生のこと、亡くなったお母さんがいつも花を生けていたのだろう。残された花器やハサミを使ってみたくなったのか。そのハサミもいくつかあって、きちんと箱にしまわれて大事そうに使っているのがわかったということだった。
この話しは信じられないくらい意外でけっさくだったけれど、母を慕う気持ちも胸にしみた。そうしてなつかしい感じでバーちゃんも思い出した。