50年前に生まれたと書くと、ウワ！って感じがするが、私としては、アレ？っていう感じ。 でも本当に今日は５０歳の誕生日。 親と暮らした２５年に、シゲジと結婚して２５年という構成だ。 けっこう、特別な記念日といえるけれど、実感は無く、感慨はやや、楽…

ＧＯサンときたら、いきなり「あ〜この花はたいへんですね」と言い、帰り際も「これはドウシヨウモナクテ焼いてしまわないといけないんですよね」と繰り返した。畑からつんできたハーブのミントのことだ。 私がどっさり摘んでブーケにしたもので テーブルの…

「まだまだ、５年や６年は大丈夫ですよ。元気でいてください。」わざと言ったのでないことは私も、バーチャンもわかっていたが、思いがけずスラッと言葉に出たから・・・。そのうちだろうと思っちゃいるが、５，６年と言われたら短くて、本人の前で何を言う…

まだ、東京ばな奈氏のこと。さすが男でやるだけの事はやって帰っていった。家周りの防犯対策や役所の手続き、相続は放棄し、「49日の法要は来れない。尚、 これからはＣメールで連絡を」と言って、新品のケータイを置いていったのだった。80歳にケータイとは…

「はっきりしとかないといけないけれど、母親とは一緒に暮らしません。はっきり言って４ヶ月は船の上で、親や家族の葬式しか戻って来れないような仕事で、子供は発育に問題あって・・」と、東京ばな奈氏は言った。はっきりしすぎているので、母親の前でそう…

２日に亡くなったサイヒサ氏の葬儀は、神宮寺にてようやく本日執り行なわれた。このごろは、すっかりインターナショナルな坊様だが、お経は短く、説法は長く、質素な葬儀を好み、仕出しは全て地元の店を使ったりして私はまぁ好き。お通夜の時に、サイヒサ氏…

喪主の東京ばな奈氏は、ボルボに乗ってようやく帰ってきた。サイトヨ様が誰かお線香を上げに来たお客様かと思ったと言っていたが、ほんと私も別人かと思った。 2月だったか日本を出発して、今中国にいる、今ロシアにいる・・と様子は時々聞いていたが、それ…

喪主の東京ばな奈氏は、その時エジプトだった。ついに、突然、2日の朝、サイヒサ氏は、目覚めることなく、この世に別れをつげたのだ。一度も入院する事もなく、まさに理想的な大往生をやってのけた。サイトヨ様もたった一人で本当に立派な妻だった。そしてと…