感謝
ふと、得意の鼻歌がうかんだ。
♪もォーおォーあなたァのところエワ〜ァ もどらないだろォ〜♪
21世紀最先端治療院を後にした私でしたが、気分は演歌でした。
私の前に診察を受けた若い男性と先生とのやりとりが 耳についてはなれませんでした。 私がかんたんにクリアできたことが その人にはできずに困っている状況でした。 落胆の様子がわかり、私も沈みました。たぶんちょっとしたことの違いだろうに。
「雪が降るまでに終わってよかったですね。これで終りです。」と先生。ありがとうございました。沈みながらも ああ私はよかったと思う。
少しだけ見慣れた思い出の町を足早に駅に向かった。
「この旅が終わると次の私が始まる」のポスターはもう今は無い。あの暑かった7月の日がなつかしくよみがえる。 今 本当に、次の私が始まった。
しまなみに 冬のきらめき らーめんの香 <睦睦>