MutsuMutsu晴れ晴れ日記

晴れ晴れ人生を目指して!

たったひとつの気がかり その4

しばらく東京に行っている間、本当に驚くことにバーちゃんのことを忘れていた私だった。
しばらくぶりというのに、「あれ、来ただ?」とバーちゃんもニカッと笑ってくれてそれだけだった。
ハーモニーの人たちも淡々と毎日世話をしていただけというかんじで、何も変わらない。ありがたいことだ。
本当は昨日も寄ったのだけれど、バーちゃんはテレビの前で大昔の歌謡曲を聴きながら眠りこけていた。
この頃は眠っていることが、やたら本当に多くなった。寝たきりでも点滴しているわけでもないので、ただぼわんと定命をまっとうしているのかも、なんて気楽な私の解釈だ。
「バーちゃん、春が近づいたよ」