MutsuMutsu晴れ晴れ日記

晴れ晴れ人生を目指して!

そんなばなな その3

すんなり非は認めた板金屋のおいさんだったが、状況の説明は微妙に違って正当化されていた。絶対に点いていなかった右のウインカーも、保険会社が言うには出したことになってるっていうじゃないの。保険会社もその事実は確かめようにいかないから、板金屋がそうだと言えばそうなると言うし、おまけにシゲ氏からはあまりもめないようになんて言われてしまった。 
もう当事者同士は会えないからザンネン無念だが、おいさんの家まで押しかけてメタくそ食いついてやりたい心境だ。なにこいてんだ。あの瞬間を知ってるはずのおいさんが許せない。

結局腹立たしさを紛らわすすべは無い。
一瞬私の方が止まっている車にぶつけたのかと思ったわけだし、車はすっかりきれいになるそうだから損得勘定的には儲けものだった。
それに、おいさんや警察署保険屋シゲ氏ガレージ氏、私もだけど、人間はみんな生きていたらこんなものというような勉強をさせてもらった。