MutsuMutsu晴れ晴れ日記

晴れ晴れ人生を目指して!

ばあさまの孤独

シゲ氏は一人暮らしを始めたフジッコ氏のところへ行ってしまい、今日から一人暮らしは私の方でした。 
午後はボランティアでサイトヨさまのところ。
食堂のテーブルで話しをしていたら、次々に他のおばあさまもやってきましたわ。皆どのおばあさまも、珍しいものや、誰かと話しがしたくてずーっと待っているのですね。
隣に寄ってきた81歳のおばあさまは、回りまわって伊那の方からここにきたということでしたが、じいさまはもう19年も前に亡くなったということでした。
「その頃じいさんを看ながら百姓してたもんで、じいさん早く口動かして食べなきゃだめだとよく怒ったもんだったが、あんなこと言わんきゃよかった。早くなんか食べられんわさぁ」
「この杖はもう5年も使ってるだよ。転ばぬ先の杖ってこの杖のことだに」
「隣りのばあちゃんは起きられんが、じいさんが毎日来ちょる。娘がいるでいいと思ったが、二人とも嫁に行っちゃったで来れんだってせ」

きっこサマもいつも私が来るのを待っていました。私を見つけた瞬間の笑顔は忘れることができません。 でもそれからしばらく経つと、みんなが帰ってくるだろうから早く帰れ帰れと言うのでした。 それでいつも帰り道泣けました。

さて、今夜は一人なのでチキンのトマト煮を作ってみました。それとクルミのパン。一人はつまらないですけれど、一人ならパンだって何だっていいんですね。いっときの自由なので、リュ・シウォンを見ながらご飯食べました。