MutsuMutsu晴れ晴れ日記

晴れ晴れ人生を目指して!

村びと

呼んでないのに来た人はセロリのげんちゃだった。
お宮の寄付集め、強制じゃあないがねなんて言っちゃって。ちゃあんと寄付した人々の帳簿も持ってきた。
壱拾五萬円也が40何人も、おそろしいことに五拾萬円也なんて人もいた。
それを見せてもらいながら、そのなかで私が一番びっくりしたのは、実はげんちゃのことだった。金弐拾壱萬円也。それはまあいいが名前のこと。金の字へんに玄のげんちゃ? たぶん源ちゃと思いこんでいたんで、なんか田舎っぽくなくて意外ですごいと思った。
というわけでシゲ氏仕方なく、心の中はしぶしぶだが断ることもできず金壱拾五萬円也。なにせお宮さんだしね。
そしたら続いてお墓の話しになるところが田舎だ。
「なにげに少しずつ囲ってって、いつの間にかもらっちゃやいいせ」なんて墓地獲得の方法を教わった。さすが田舎だと私は感服した。