51歳の投書
<精いっぱいに生きていく>
冬の訪れに、心身ともにリフレッシュしたい思いでいっぱいです。
私は難病ですが、みなさんは絶対に病気にはならないでくださいね。
こうして文をつづるのにも、薬を飲んでいないと手が動きません。
私を支えてくれている方々には感謝しています。
ふるさとへ帰ってきたばかりのころ、病院の坂道の所で、車いすに乗った私に、
母が「かあちゃんはいつまでおまえのことをみてあげれるかや」と言いました。
その言葉に、思わず涙がポロポロとあふれました。手で「おかあさん、
かんべんね」と伝え、苦労の連続の母に、親孝行をしなくてはと思いました。
生きていることの喜びを、少しでもいいから大きくしなくては、との思いを
かみ締めています。お世話になりながらの生活ですが、父は「気持ちを大きく
持て。くよくよするな」と言います。
私の声は泣くために生まれてきたのではありません。
これからの人生は、甘い考えではなくて、命の限り、精いっぱいに私なりに
生きますので、よろしくお願いします。