MutsuMutsu晴れ晴れ日記

晴れ晴れ人生を目指して!

40年目の真実

ボランティアの日。
サイトヨさまの買い物を届けたあと静静さまの家まで送ってあげたところ、上がれ上がれたまにはお茶くらい飲んでいけというのでサイトヨさまと一緒に上がり込んだのだが、まあ年寄り二人暮しにしてはハイカラな家に住んでいたのでびっくりした。小さな家だが吹き抜けのリビングに一枚板の大きなテーブルと座り心地のグットな洒落たイス、窓からは山のみどりがはっきり見えた。
静静さまはとても喜んでくれて、私もこんなふうにまた会えるなんて懐かしくて嬉しかった。静静さまは 畑で採れたきゅうりの酒かす和えをすぐに作ってくれて、干しぶどうの寒天よせ、ふきの佃煮、外国産のチョコレートなどを次々出してくれた。ご主人の武ちゃは自慢げに一人息子や孫の写真を出してきた。
しかしまぁ、人生はほんとわからない。
あの貧乏の時代に銀行員で卒なくまとまったかにみえたヤー家の隣り、いつのまにか外国へ行っちゃってずーっと消息不明の一人息子の写真。
あぁジイちゃんが生きていたらきっと腰をぬかすだろう。私も本当にびっくりでドラマならコーヒーをこぼす場面だったはず。
その写真には皇室の方々が写っていた。そしてその先頭を歩いている人こそ、いつの間にかおいさんになってる息子さんだったのだ。
沖縄ハーバービューホテルのパンフレットには総支配人と間違いなく書いてあった。