MutsuMutsu晴れ晴れ日記

晴れ晴れ人生を目指して!

変だけどまぁいいのかなってかんじ

 一日で断ち切ったと言って わりといつもの顔で、手土産持ってフジッコ氏は帰ってきた。
きちんと報告に帰ってきたその生真面目さに私は胸が熱くなったが、同時に悔しくてムゴン電話だってウンコだってかけまくりたい親心はなお増すものだった。
けれどビールを飲みながら、仕方なかった状況や善くしてくれた人や先輩などがいたことや、きちんと自分のスタンスをずらさずに守り抜いたという話しを聞くうちに 私は憐憫どころかたいしたもんだわと思いはじめていた。
それもびっくりするような大金を貯め込んで それがあったから頑張れたと言うので、借金ありますごめんなさいなんて言われる母親だっているご時世なのに 思わず私の顔は嬉しさで赤くなっていたはず。
「いんや、これじゃぜんぜん足りない、これからもっと稼いで勝ってやる」と真面目な顔で息巻くので、「それじゃ守銭奴じゃないか」とシゲジも複雑な笑い方をした。
「とにかく親に頼るつもりは無い。
その気持ちはありがたいが これからも自分でやっていくから」と言った。