チョロの決断

　レディースデーで「明日の記憶」をチョロと見に行った。
あまり話題になっていないが　身近な問題として勉強になるだろうと思ったからだ。
身につまされて、最初の物忘れ段階にはゾッとした。
主人公が与えられた記憶テストの（さくら、電車、ねこ、ハンカチ､コイン、時計、ペン、名詞）はず〜っと思い出し続けるかも。　こわー。
「誰でも宿命があるのです。その宿命はアルツハイマーかもしれない、ガンかもしれない、みんな宿命があるのです。その宿命に添って精一杯生きるんですよ」と若い医者が言っていた。　
また老人は「ボケたっていいじゃないか、自分は生きてるんだ」と言っていた。
50才の主人公の明日の記憶は残酷にも戻ることはなかったが、連れ添っている妻もずっと連れ添っていくものと思われた。

　
　　帰り道、チョロが意外なことを言うので「へぇ〜なんで？」と聞いたら、「人生の午後に入ったからさね」と言った。　ふぉ〜！