東京の満開の桜をありがとう
12人くらいが座れるカウンターには、次々に人がうまっては代わっていく。
若い板前さんとそっくり顔のママ様が その顔の雰囲気そのままのかんじで ヒソヒソっていうかオトナシメに料理を出したりしてくれて、私などはこういうお酒を飲むような所は ほとんど縁がなかったので 面白くてシゲジに感謝した。
焼きたけのこは ほくほくで味噌をつけながら食べると それがとっても美味しくて シゲジの分まで食べたかもしれない。
大好物のアオヤギのぬた、大好物の巨大酢ガキ、大好物のたらの芽とふきのとうの天ぷら、どんなもんかいなと思って頼んだオコゼのから揚げ、花ワサビのおひたし、どれもちょっとずつで美味しかった。
ついに春がきたというのも嬉しいし、
シゲジと ウチは調子よくきてるなんて話しができるのも嬉しいし、
こんな美味しいものでお酒が飲めるなんて、ほんとうに人生は楽しいと心から嬉しかった私だった。
春の夜 風ぶわっとネ 背を押され <睦睦>