好奇心あり幸せなバーチャン
バーチャンがデイサービスを受けたいというので、役所から若いにーさんがやって来た。
「ズボンが立ったままはけますか? ごはんは自分で食べられますか? お金は自分で管理していますか? 物忘れはどうですか? 」
バーチャンはスラスラと答えていた。ごはんは昼、自分で作っているなどと余計なことまで付け足していた。緊張のせいか耳もいつもより調子良く、こんなんで介護認定がもらえるのか、へんな話しだが私はちょっと心配になった。
「おばーさん、立派なものですね。寝たきりになってから受けるばかりが介護サービスではないんですよ。楽しく生き生きと張りのある生活を送ってもらうためにこの介護保険制度があるんです。あと、主治医の先生の判定もお願いして、おばーさんの介護度が決まります。今、私がお聞きしたかんじですと、要支援と介護1の中間と思えます。判定はまだですが、さっそく自分にあったサービスを受けられて結構です。」ということだった。
バーチャンは嬉しそうに笑った。希望通り、近くの温泉施設に デイサービスの申し込みを 私がすることになった。
ケロリンと ご苦労様で ございます <睦睦>