追憶

1980年の今日12月21日は結婚した日でありますよ。
当日は大雪で、自分でもなにがなんだかわからぬうちにこうなっちゃってみたいな、他人ごとのような、そんじゃ行ってくるねとりあえず、みたいだったのを思い出します。静岡に住めるんならまあいいか、とかね。
いつかきっとラッキーだったと分かる！なんてそういえばシゲ氏は私に言ってくれました。　
次の年にフジッコちゃんが生まれ、強い千代の富士のころのこと。
その次の年、385サマとベビーカーで散歩の途中、フジッコちゃんの誕生日にと言って静岡生協の横の花屋でシンビジュームを買って貰った。その花を増やして何年か後に925サマに一鉢あげたところ、すぐ凍みてだめだったというので、信州じゃ無理だと知った。
そして、まさかなことに、この花と共にこの村に帰ってきたのだ！フジッコ氏まで一緒で奇跡だ。シンビジュームは見事に咲いてくれた。385さまの願いはいったいなんだったのかな。。シンビジュームが咲くと毎年想う。
行き当たりばったりな生き方で・・今がある。
今日は近所のフラワーセンターに行って、ー16度でも咲き続けるという＜かれんじゅう＞という花の苗を買った。シクラメンや胡蝶蘭やシンビジュームが咲き乱れる花園もぐるぐる回って見てみた。さすがに30年前のフジッコ氏の品種はもう無さそうだ。
　帰る道、ジャクソン５の＜ママがサンタにキスをした＞が流れた。マイケルジャクソン12歳の歌声だと言っている。感動的な声と哀しさを感じながら、
偶然だけど命は消えても残るものを想ってみた。