懐かしの会

＜銀のさら＞でお寿司を頼んで、今日も胡麻あえと酢の物も用意してサイトヨ様は待っていた。私の30年以上も前の華道の先生だ。親よりも説教してもらえて私には貴重な恩師といえる。
「ひとりで寂しかないですか？」と今日も言ってみると、「お墓の前で泣かないで下さいっていうじゃないの」なんて千の風の話しになった。
今日は師範の免状をもらった時の同期で、役所勤めで係長になっちゃったシオハラ様と、先生を囲んで懐かしの会となったのだ。
シオハラ様はえらい。まだ私が１０代の頃に初めて出会った時からず〜っと役所にいるんだからすごい。
この間も証明をもらいに行った時に、気が付いてくれたので手を上げるとわざわざロビーに出てきてくれたんで、思わず「偉くなったんやね〜」っと言ってしまった。
今日はその続きの話しから。この頃の仕事といえば、苦情の対応と暴力団の関係者様の受付とかでベテランはつらいというものだが、もっとストレスたまるのは実は若い人の教育だというんでこれには笑った。それも年を聞いたら同じ寅年で３回り違うっていうところも、かなしく相当可笑しかった。
それにしても、つらつらとうまいこと話しをもっていく絶妙なうまさ、現役はやっぱ違うわと思った。