母の日

フジッコ氏が夕飯の時に「これ、母の日と誕生日の一緒なんだけど」と言ったんで、
ありゃ、今日って母の日！？と知った。
今思えばシゲ氏がカーネーションを買おうとしたのも、そうか今日だったんだ。
まるで母の日と気がつかないままバーちゃんのとこへも行って帰ってきてしまった私だ。
キッチンのカレンダーには仏滅としか書いてないものだから。それにマリちゃんからも茶さんからもひと足お先にプレゼント貰っていたので。なんかボヤーっとしてた。
「お金使わなくていいんだよ」
「しばらくはまだ使えないけどね」
「ところでお母さんの誕生日っていく日か知ってる？」
「５月」　やい！

母の日に祝ってもらえるような立派なことは何もしてない私なので、母の日なんてどちらかというと恥ずかしい気持ちだ。
これからも明るく大らかに後ろから見させてもらうだけ。
特別なことはなくていいから、いつも元気でみんないてくれればそれだけで充分嬉しい私なのだ。

母の日といってもバーちゃんには何にもしてやれないけれど、これまでもこれからも思うことは同じだ。バーちゃんを泣かすようなことだけはしない。喜ばせたい。それだけをいつも思っている娘であるよ。