MutsuMutsu晴れ晴れ日記

晴れ晴れ人生を目指して!

三才山トンネルのまさか その3

あのまさかの悪夢から一週間が過ぎた。
まだ首も手のひらもジーンと痛いのでいやだなぁと思いながら野沢菜を洗っていたら、電話が鳴って聞き覚えのある声は2台目の車のおいさんだった。
きのう警察に調書を提出しに行ってきたということだった。結局1台目の車は届出もなく、トンネルのカメラも見に行ったがナンバーは判らず、私がおいさんの車の1メートル20センチ手前で止まったことは確認できたと言ってくれた。4台目のおいさんは加害者になってしまって言う言葉もないが、自分の車も大変な状態で今のほうがえらい目にあったという気持ちで夜なか目がさめる、なんて言っていた。 
私も時々あのまさかを考えている。あの日あの時間あのみぞれ、自分がスタッドレスタイヤで急停止しても、どうにも避けられなかった瞬間というものを繰り返し思い出してしまうのだ。
「それでもガードレールから下に転落とかね、そんなんで無くてよかったと思うしかないと思ってせ。まぁ、またどこかでお会いすることもあるかもしれんが、今度はいいことでお会いしますで、どうぞお元気で」とおいさんは言った。