MutsuMutsu晴れ晴れ日記

晴れ晴れ人生を目指して!

Mハイツの南側

その子おばさんは夕暮れになると毎日現われて、モジャやオギソさんやギンちゃんにえさを与えている。最近はよその地区の追い出されたネコがこちらに来るようになっちゃって、また捕まえて病院に連れて行かなきゃとか言っている。いくら好きでも普通じゃないを通り越して今に表彰でも受けるかも。ネコから。
モジャはようやく冬のもじゃもじゃ姿から抜け替わって、夏のスタイルになった。
この時だけは一瞬オギソさんと区別がつかなくなる今日この頃・・・、ついに解体業者が我が家のベルを鳴らした。
「月曜日から前のアパートメントを取り壊しに入ります。しばらく騒音とほこりが発生いたしますがよろしくご協力をお願いします」
「ウウっ、そ、そうですか!その後どうなるんで?」
「こちらは解体処理だけでわかりません。どうぞこれを・・」
目の前に差し出されたのは、ファブリーズだった。
最近のモジャはそのアパートの屋根を歩くことは何故かなくなって、ましてや瓦の間に入って眠ることも今ではないようだ。けれどさぞかしびっくりするだろうな。