イチョウはらはら舞い落ちたかんじ
ショックはイキナリやってきた。
ネコ愛護会だかなんだかのボランティアさんが のらネコたちを保護斡旋して下すったのだ。
そのこと自体は有り難くて ああよかった! というものだが、そういえばチビクロの姿が無いではないの。ビックリした。さすがチビクロ!と言うべきか、それにしても思いがけない事ってこういうことなのか。まさかいなくなるなんて 考えもしなかった。
ところが残酷な事にモジャは売れ残っている。
不憫でかわいそうで近寄ってみるが あの澄んだ声で鳴くだけで どうみたって抱かれた事の無いネコ。 とても3階までは連れ去れそうにない。はたしてどうしたものか、もらわれてしまうのもいやだし、ひとりぼっちで冬を越させるのもいやだし、困ってしまう。
フジッコ氏からのテレビは ほんとうに送られてきた。
どんなふうに送ってくるのか、札束入りかなんて思っていたら、「着払いです」と運送屋さんが言った。
うそっ!!まさか、なんで。
シゲジと茶サマはそんなもんでしょと言った。あぁ、私には今世紀最大のショックなのに。