残暑厳しく、ふとんカンカンに乾す

　今日の空は青く暑く、トンボがスワスワ舞っているむこうの山際には、白い入道雲がわっと。　夏も行ったり来たりというところだ。
　なんの因果か冴冴さんも　この間と同じ手術をまた受けた。　悲劇だが天下の大学病院に任せるより仕方なしと、二度目のせいか冴冴さんは落ち着いていた．
　午後、実家に行くと､開運堂氏が松の剪定のつもりらしい事をやっていた。たった一人の年の離れた他人のような兄だが、私が思うにかわいそうなことにジｰちゃんに似て何事にもスケールが小さく、バーちゃんに似て頭が軽い、つまり、私とは兄妹とはいえ決定的にタイプの違う､異質の他人なのだ。と私は決めている。兄妹というだけで私に迷惑をかけないことを最大の願いとして、今は心の中で開運堂サンと呼んでいる。巨人とサスペンスドラマがこの世の楽しみという開運堂氏だが　今日は夕方から仕事と言っていた。仕事はするので、ちょろっとあはれに感ずるは、やはり兄妹ということか。それにしても、ウザッたく、やるせないものだ。
　帰り道、久しぶりにラジオで田中眞紀子氏の声を聞いた．相変わらずの豪快さでおかしくてズバッとその通りでスキッとする。

　　　　　　　　　　しがらみは　サッサと投げる　ことにする　＜睦睦＞